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物理的破壊 物理的破壊

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物理的破壊

物理破壊装置による
確実で完全なデータ消去

物理的破壊はHDD/SSDをはじめとする、記憶装置や各種メディアをお客様のデータごと物理的に破壊するもので、データ消去のレベルでは一番高いデータ消去方式になります。
物理的破壊では、個品管理に紐づく証憑を間違いなく記録することにより、正確なデータ消去作業を証明することができます。
なお、PCの場合、HDD/SSDを抜き取り、破壊装置で破壊するため、別途HDD/SSDを組み込めば再利用することができます。

HDD/SSDの物理的破壊

HDD/SSDクラッシャー

HDDの物理的破壊は記録部位であるプラッター(円盤)を破壊する必要があります。10数年前はドリルでプラッターに穴をあけておりましたが、危険性や作業ミスを鑑み、現在では専用のクラッシャーを使用。3.5インチHDDでは4点、2.5インチHDDでは2点穿孔し確実なデータ消去を実施しております。また、SSDの物理的破壊は、記録部位のフラシュメモリを破壊する必要がありますが、メモリチップはサイズが小さく、実装数も多いため、 40点穿孔まで可能なSSD専用クラッシャーにて確実なデータ消去を行います。

HDDクラッシャー
処理後のHDD
SSDクラッシャー
処理後のSSD (右はSATA/左はM.2 NVMe)

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SSDをHDDクラッシャーで処理したら

SSDをHDDクラッシャーで処理すると、チップ外に穴が開くだけで、そのまま使用できてしまうことや、チップを抜取り、情報を取り出せることがあります。(写真①)
SSDには専用機材を使用し物理的破壊をしないと(写真②)、完全な情報の滅却はできません。

① SSDをHDDクラッシャーで処理した状態
② SSDを専用機材を使用して処理した状態

物理的破壊の記録

抜取したHDDやSSDを物理的破壊する際、その作業を証明するため撮影を実施しますが、破壊写真の撮影では、型番・シリアル番号が必ず視認できる様、ピンぼけや光の反射に注意することが必要です。そのため、専用撮影機材をオリジナルで制作しました。専用機材で撮影した画像には、日時・作業者・型番・シリアル番号の情報を埋め込んで保存しています。
※情報はEXIFと画像に埋め込みます

HDD破壊撮影ボックス
撮影画面
破壊前の撮影写真
破壊後の撮影写真

テープの物理的破壊

サーバのバックアップで定番のLTOなどのテープメディアですが、こちらを裁断するときも注意が必要です。テープを一か所切断するだけでは後半部分をつなぎ合わせてしまえば読めてしまう可能性があります。
そのため、巻き取り状態の1周に1か所、必ず切れ目が入るようにしております。なお、当社では、専用の裁断機を使用し、間違いなくかつ効率的に裁断を実施しております。

テープ裁断機
処理後のテープ